アイ&グレース

鴨下政明

2023.09.25

幸せをありがとう

Ai & Grace 所属

鴨下政明です。

おはようございます。

7月12日ある舞台のオーディションを受けた。

その時、たくさんの友達に感動を与えられるとは思っていなかった。

その後合格の通知が来て30日に演者達との顔合わせ。

総勢41人で作る舞台。

何が起きるのか、何が始まるのか、何もかもが初めての経験…しかしそこに緊張は無い!

僕はほんの数年前まで吃音者で人前で話すことすら出来なかった。

昨年、気の合う仲間と岐阜・名古屋への旅行、この時にその場にいた数名に何かが起きた。

僕だけじゃなく、友達の中にも何かが動き始めた。

噛み合わなかった歯車が、少しづつ噛み合って勢いを増して行くように。

本人達は、うっすらとその動きを感じながら、思いのままに、何かに惹き付けられるような、不思議な感覚の中、一つずつ結果として現れ始めて来た。

初稽古は8月3日、僕に何が出来るのか、僕は舞台にちゃんと立てるのか、見るもの聞くものが新しく、一つずつを受け入れ自分の”モノ”にしていく作業が始まった。

9月に入るとほぼ毎日の稽古、仕事も休む訳には行かない。

そのジレンマだったり不安だったり、相方に残りの仕事を任せて稽古に行く時の感覚…胸が痛くなる。

稽古に向かう道中でそれらをかき消すように、セリフや歌や手話が頭の中を駆け巡る。

そんな日々が続く。

いつ終わるのか、永遠に続くのかが分からなくなってくる。

9月21日舞台が始まった。

そして昨日…

そうもう昨日の事になった。

初めての舞台が終わった。

いつの間にかリーダーと呼ばれるようになったり、あだ名で呼ばれるようになったり、演者みんなで笑いあったり、より良い舞台にしようと話し合ったり、みんなで集まって自主練したり、稽古を観ていて泣いたり、色々な事が一瞬の間に過ぎて行った感覚にもなる。

オーディションからの2ヶ月半、僕自身にも生きてる事の大切さや、生かされてる事の意味を改めて思い起こさてくれた。

僕も2015年の1月3日に、何かの力で生かされた。

自分の意識の中の何かなのか、それとも神がかりな力なのか、僕には分からない、でも生かされたのだ。

そして、生かされた者の一人として、これからもたくさんの人に幸せを届けられるような人間であり続けたいと思った。

初舞台は終わった。

初舞台でこの様な作品と関われた事の幸せ。

たくさんの友達に囲まれた幸せ。

それら一つ一つに感謝して、これからも僕の挑戦は続くんだと思う。

みんな、みんな、たくさんのみんなに…

ありがとう。

お疲れ様でした。

ありがとうございました。

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